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〇〇配合の石鹸

オーガニックなどのハーブを含んだ石鹸や、セラミド配合、ビタミンCや美白成分を含んだものまで、さまざまな美容成分を含んだ石鹸が売られています。しかし、石鹸は流すものなので、成分の大半はすすぎのときに流れてしまうので効果はあまり期待できません。石鹸は本来汚れを落とすもの。そこに別の効果を求めることは難しいのです。セラミドやビタミンCなどを肌に与えたいのであれば、それらを含んだ化粧品を洗顔後につけるのがもちろん、一番効果的です。洗いながら保湿するなど、あれもこれも多機能をうたう化粧品が流行りですが、欲張りは禁物。道具や家電も、シンプルなもののほうが案外使いやすくてしっかり機能を果たすものが多いですよね。それと同じことです。

石鹸はシンプルで、かつ安いものでかまいません。内容成分にあまり違いがないからです。スキンケア全体のコストを落としたい場合、石鹸は1000円以下のものでも大丈夫です。ただし、けちってはいけないものもあります。クレンジングは前述したように肌に与える影響が大きいので2000円以上、またスキンケアの要となる保湿美容液は3000円以上を目安としましょう。化粧水は使わなくてもかまいません。洗顔は泡が命とよくいいますが、それは俗説です。綿菓子のようにモコモコと泡を立てることは楽しいですし、その綿で包まれた肌は美しくなれるような気分がするかもしれませんが、その綿に特別な効果があるものではありません。

泡の意味は、肌への摩擦を防ぐことです。洗顔時に指が直接肌を摩擦すると肌がいたむので、それを防ぐために泡を立てるのです。そのためにはレモン大程度の量があれば十分です。やたらと泡立ちのよい洗顔料は、界面活性剤を多く含む可能性があるので注意しましょう。ポンプを押すと初めから泡で出てくる洗顔料も、便利だからと最近人気がありますが、界面活性剤の強いものもあるので要注意。やはり無難なのは、固形石鹸です。泡の質や量よりも、洗顔料の成分のほうがよほど肌に影響します。肌に合った洗浄力のものを選べば、泡にこだわる必要はないのです。不器用で泡立てがうまくできないことを気にしている人もいるようですが、それは無用な心配です。

多少しゃびしゃびな泡でも、肌をこすらないことさえ気をつければ問題はないのです。洗顔料をモコモコに泡立てる達人のような人がいますが、泡を立てても洗顔料の成分は同じで、特別肌によいものに変わるわけではありません。生クリームは泡立ててもやはり生クリームであるのと同じです。もしも強い界面活性剤を含む洗顔料を使えば、いくら立派な泡を立てたとしても肌に悪いものであることにはなんら変わりはありません。うちの子供たちに風呂掃除をさせると、だいたいいつも洗剤で泡をモコモコに立てて遊んでいますが、いつまでたっても風呂はきれいになりません。泡を立てられる人が掃除上手ではないことはいうまでもありません。